鎮座ドープネスの大麻所持逮捕で分かるヒップホップシーンのマリファナ事情【初心者向け】

※日本のヒップホップ・シーン初心者向けの記事です。

日本のラッパーシーンを牽引する『鎮座ドープネス』が、今月3日に大麻所持で現行犯逮捕されたことが判明した。

しかしファンらは鎮座ドープネスの本名が「矢野秀介」であった事実の方に衝撃を受けている。

キマってるのは知っている

最近ではピエール瀧や沢尻エリカなど、これまで多くの有名人の逮捕にファンは驚いていたハズだが、なぜ、鎮座ドープネスの大麻所持にこれほどまでに驚かないのだろうか。

これは大麻が「コカインやMDMAなどの危険な薬物ではないから」というのも少し関係しているが、それ以上に鎮座ドープネスのファンは彼が大麻をやっていることは「知っていた・気づいていた」からだ。

鎮座ドープネスが「大麻吸ってます」と公言している訳ではないが、ほぼ公言しているに近いセリフを過去にラップしているし、「これ、やってるな」と思わせる場面にもファンは何度か目撃しているハズ。

これは鎮座ドープネスに限らずラップ・シーン(特にフリースタイル)に多く見られる。「赤目」「ブリブリ」「煙」「一服」「緑」と言ったワードがラップで使われる場合、大麻を指していることがほとんどだ。

なので、ファンの多くは「捕まってもなんらおかしくない」という感覚だったのではないだろうか。私の周りでは「こんなラップしてよく捕まらないな」という話になったりする時もある。

大麻の普及率

長くクラブ・シーンに関係している私から見て、ヒップホップ・シーンに大麻は欠かせない存在と言ってもいいほど大きな影響を与え続けている。

私の過去の経験上ではクラブでラップをしている人の90%くらいは大麻経験者だった。演者ではなくクラブ客だと割合はグッと減るだろう。(東京、大阪、沖縄で生活しての感想)

でもコカインなどの危険度の高い薬物はほぼ普及していない。むしろヒップホップシーンでは薬物は「高い中毒性」「極めて有害」「五感への刺激が少ない」と言った理由から嫌われている場合が多いように感じる。

ちなみに薬物が人気のジャンルはBPM(テンポ)の速い「トランス」や「ハードスタイル」など。コカインなどの薬物は摂取すると心臓の鼓動が速くなり、疲れにくくなるのでBPMの速い音楽と親和性が高いとされる。アメリカでは仕事のパフォーマンスを上げる為に使用する人も多い。

一方で大麻は五感を刺激し、音楽の良さや食べ物の旨さを感じる感度が飛躍的に上昇したり、楽器や絵を描くセンスが向上したり、とてもリラックスするので、日本ではヒップホップやハウスなどの文化で人気があるように感じる。

まとめ

と言うことで、鎮座ドープネスを皮切りに大麻の取り締まりが強化されるかもしれないので、特にヒップホップ周りの方々はくれぐれも注意し、これからヒップホップ文化に足を踏み入れる人たちは気をつけて欲しい。

※あくまで著者の経験を元にした記事です。